昨年の夏に脳内出血で入院した母は
現在は、回復期リハビリテーション病棟のある病院へ転院し
体力と生活機能の回復をめざして頑張っている。
と言うか、病院のスタッフの方たちが、とても頑張ってくれている。

毎月一回、担当のリハビリスタッフの方達から
治療報告とこれからの計画の説明会がある。
一月末の説明会では、退院とその後の自宅介護へ向けての
具体的な計画を話し合い
退院も近いと再認識して帰宅した。

ところが、その日の夜に病院から連絡があり
母が転倒して、顔と手を骨折し
別の救急病院へ搬送されるとのこと。

寒い夜だったが、
馴染みのない道に自転車を走らせ
病院へ駆け付けた。

母は顔の右半分が赤紫に腫れ
鼻や口のまわりに出血の跡、
パジャマもあちこち血がついていた。
母は痛い痛いと訴える。
幸いなことに、意識ははっきりしていた。

右手首の骨折は仮固定をし
レントゲン、CT、血液検査などをして
翌日詳しい診断をしましょうと
その救急病院に入院することになった。
母を病院に残して
私が帰宅したのは、真夜中を過ぎていた。

翌日は、これまで入院していたA病院へ
荷物などを取りに行き、退院手続きをし、
それからB病院に行って入院手続きをした。

担当医から病状の説明を聞いた。
骨折箇所の手術はしなくてよいことになり、
心配された、視神経と顔の感覚神経への影響も
なさそうとのことで、
A病院に戻ることになった。

その日のうちに、B病院の退院手続きをして
またA病院の入院手続きをした。

母は、怪我をしたことで動転していたし
病院が変わるなど急な環境の変化は
認知障害が進む可能性も大きかったので
一泊だけで、もとの病院に戻れたのは良かった。

とは言え、一泊二日、滞在時間15時間程で
差額ベッド代もパジャマ・タオル等のリース代も二日分。
病院間の移動は介護タクシー。
病状の心配が軽くなると、財布の心配が頭に浮かんでくる。

A病院に戻った翌日は、
形成外科の診察を受けるために
C病院を受診。(A病院とB病院には形成外科がなかったため)
こちらでも、新たな治療の必要はないとのことでA病院に戻った。

A病院では、病院のスタッフの方達と顔見知りの患者さんが
心配してくれていて、戻ってきた母に声をかけてくれた。
手首の固定は4週間くらいかかる。
骨折箇所に無理をかけないように
リハビリ計画もいくらか変更があるかもしれないが
とりあえず、一段落。

私が疲れてぼーっとしていると、
ミロが高い所から見ていた。

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