今日はちょっと涼しい!?
あっ、秋分の日なんだ!
「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸になったんだ。
時は流れるし、季節は進む。

母が脳内出血を起こし入院したのは、お盆の前だった。
今年は義父の新盆だったので、
母にミロのお世話を頼み、三重に行く予定の直前のこと。
左脳被殻出血。
右半身麻痺で、歩行困難、
今後一人での生活には戻れないと思っていてください、
と言われた。
母の様子の変化に気が付いたのは、
週に二日通っていたデイサービスの職員の方達。
迅速な病院搬送と処置のお蔭で
更なる出血や合併症を起こすことなく
高齢者の脳出血の状態としては良い経過をたどっている。
今後はリハビリで右手足の機能訓練をし、
介助して、食事、歩行、トイレなどができるようになって欲しいところ。

母は86歳になり、
5年後10年後も同じようにはいかないだろうとは思っていたけど
いざ、病気、入院、半身麻痺、寝たきりかもしれない、介護が必要、となると
心の準備も、環境の準備も、
大まかな知識さえも持っていなかったことがわかった。
さらに、私にとって一番ショックだったのは
脳出血の影響と入院などのショックのためなのか
記憶や認識がおかしくなり、
入院後しばらくは、私のこともわからなかったこと。
毎日病院に通い、やっと親子だと認めてくれたが
今でも、最近(?)20~30年のことは、よくわからないらしい。

もともと感情を隠すほうではなかったけど
子ども返りもあるのか
急に泣きそうになったり嘆いたりされると
それも辛い。
言葉があまり思い出せないのと、ろれつが回らないので、
たどたどしい言葉で
「(命の)時間がない。つれて帰って。」
というような事を言われると、連れて帰りたくなる。
まだ、母のための部屋は用意できてないし、
食事やトイレは勿論、一人で起き上がることも
座った状態を保つ事もできない。
嚥下も悪いので、誤飲の心配もある状態で、無理なのに。

この一ヶ月余り、毎日病院に通い
母の様子や態度に一喜一憂する日々だった。
元気そうな時もあれば、ぐったりしてる時もある。
呑気で楽しそうな顔もすれば、哀れな顔をする時もある。

前ぶれもなく突然にやってきた事態に日常は急変し、
私の頭の中はぐるぐる。
何をしたら良いのか、何をしなければいけないのか、
でも、何もやる気が起こらない。
ぼーっとして、気が付くと涙が出てたりする。

そんな状態を助けてくれたのは
バイト先の人達。
親の介護をやってきたという人や、
現在やってる人、これからの人。
話を聞いてもらって、理解してもらい、共感してもらう。
気持ちが落ち着いて、これからやらなければいけないことが見えてきた。

ぼやぼやぐるぐるしてた間に暑い夏も終わりそうだ。
これからは、母のリハビリを支えつつ、
退院後の環境を整えなければいけない。
ミロの嫌いな掃除と片づけを頑張らなければ!